アドラー流子育て 実践記録

子育て

ブレインアップデートの有志で、毎朝『アドラー流子育て』の勉強会をやっています。今日の大きなテーマは【課題の分離について】サブテーマは「親の課題」「子どもの課題」「共同の課題」についてでした。うちの娘は(自分で履けるのに)「ママ、ズボン履かせて〜」などと、よく共通の課題の相談をしてきます。その時の対応に悩んでいたので、今回は勉強会の後にすぐに実践してみることができました。

書籍には、共同の課題に対して向き合うステップはこんな感じで書かれていました。

1. 相談された時は、放っておかないで相談に乗る。(ただし、相談に乗る=「お願いを受け入れる」ではない。)

2.共同で行う。(一緒に考え、一緒に解決する。つまり協力すること!)

3.親が解決しない。(親は答えを与えず、答えに至る道筋を話す。解決してしまうと依存するようになる。)

4.理性的に話し合う。(感情的なやり取りは、協力関係が築けない。)

そして、我が家の今朝のやり取りはこうでした。

朝食を一口食べた娘が「お腹痛い〜」と言いました。私は「じゃぁ少し横になって休んで、お腹が落ち着いたら続き食べたら?」と提案しました。娘は提案を受け入れてくれて、そのまま横になりました。私は朝食はいらなかったので、隣でアドラーの本を読んでいました。

5分くらい経って「ママ、Tシャツ取って〜」と言われました(暑いからとTシャツ脱いで肌着になっていたので、脱いだTシャツを取って欲しいとの相談)。そこで私は「Tシャツ取って欲しいんだね。寒くなってきたの?」と返します(1. 相談された時は、放っておかないで相談に乗る)。

娘「そうなの。Tシャツ着たいの。」

私「すぐそこにあるから、自分で取れると思うよ。」

娘「ママに取って欲しいの。」

私「どうしてママに取って欲しいの?」

娘「だって、ママに取って欲しいから。」

私「ママ今本読んでるから、自分で取って欲しいな。すぐそこにあるから、ちょっと動けばすぐ届くと思うよ。」

娘「やだ!ママに取って欲しいの。」

この無限ループでした(笑)2.共同で行う。と、あったけれど、相談してきた相手が共同で解決する意思がない場合はどうしたら良いのだろう、、

その後も、共同の課題の提案は続きます。Tシャツは諦めたようで何も言わなくなりました。(この記事を書いている時も、未だ肌着のまま!笑)腹痛は落ち着いてきたようで「ママ、ご飯食べたい」と言い出しました。

私「おっ。お腹落ち着いたんだね!食べよう食べよう〜!」

娘「ママ椅子(ママの膝の上)で食べたいの」

私「そっかぁ。ママと食べたいんだね。でもママはちゃんと一人で座って食べて欲しいと思うんだ」

娘「ママ椅子がいいの」

私「どうして、ママ椅子が良いの?」

娘「ママ椅子が良いから!」

(この流れは、また無限ループじゃないか、、!)

そこで、ちょっと無視をしてみることにしました。読んでいたアドラーの本に集中します。娘も話しかけてこなくなりました。すると、アドラーの本でたまたまこんな内容が目に留まりました

人はかならず目的を持って行動する

人間は常に目的を持って行動します。目的に向かって行動するやり方には、適切なやり方と不適切なやり方があります。〜中略〜 子どもの行動を、ある目的を達成するための手段と考えてみると、子供の意図が理解できるようになります。子供のどんな行動も頭から悪いと非難せず、「この子はどんな意図(目的)を持ってこれをしたんだろう?」「その意図(目的)を、より良い形で実践するにはどうすれば良いのだろう?」「その方法を子供に伝えるためには、どうすれば良いのだろう?」と是非考えてみてください。

『マンガでよくわかるアドラー流子育て』かんき出版

ハッ、、、!娘の目的は「ママ椅子」に座ってご飯を食べるという事だと思っていたけれど、本当は「ママに甘えたい」という目的だったのかもしれないな。と、気が付きました。(そういえば、うちの娘かなりの甘えん坊だった。)それだったら、ご飯は自分で座ってちゃんと食べて、食事以外の何もしていない時間に抱っこしたりハグしたりして甘えるのがより良い形だなぁと思いました。

そこで「おいで〜」と、娘を膝枕しました。そして、娘の額に手を当てながら「ママに甘えたかったんだねぇ」と声をかけました。ついでに任脈・督脈も上げました。しばらく膝枕のまま過ごした後「座ってご飯どうかな?」と再度聞いてみます。

娘「どうしてもママ椅子が良いの。」

私(うぅ、、相変わらず頑固だな。でも、この流れで私が折れるの繰り返しで、娘の頑固さが強化されている可能性もあるよなぁ。もうちょっと粘ってみよう。)「そっかぁ。どうしてもママ椅子が良いの?」

娘「ママ椅子がいいの〜。お昼と夜はちゃんと座って食べるから、今だけお願い〜!」

私(夫は元々あまり朝食いらない人だし、私もファスティングをきっかけに朝食抜くことが増えたから、隣にいるとはいえ1人での朝食は寂しいのかなぁ。)「うん。わかった。お昼と夜は自分で座るなら、朝はママ椅子いいよ!」

という流れで、共同の課題を受け入れました。

ところが、娘が朝食を食べ終わる頃、急に無気力感がやってきました。「わぁ!お知らせ来た!(笑)」と思い、整理のために記事を書き始めました。記事を書いていると出来事を整理して俯瞰して見ることができ、無気力感も落ち着いてきました。一応、筋反射でも聞いてみます。

「さっきの無気力感は自分の中で腑に落とせていなかったからですか?」

→「YES」

「今は、どれくらい腑に落とせましたか?」

0〜10% → 入る(NO)

10〜20% → 入る(NO)

20〜30% → 抜ける(YES)

40〜50% → 抜ける(YES)

50〜60% → 抜ける(YES)

60〜70% → 入る(NO)

80%以上 → 入る(NO)

20〜60%で腑に落ちているそうです。まだ腑に落とし切れていないみたい(笑)今はその段階なんだなぁと受け入れて、一旦ゼロ化して、次の娘からの課題にチャレンジしていこうと思います。(この出来事から今記事を書いているまでも、娘からの「共同の課題」の提案がどんどんやって来る!笑)とにかく、この3点を意識して過ごそうと思います。

・娘は、どんな意図(目的)を持って、共同の課題を提案しているのだろう?

・その意図(目的)を、より良い形で実践するには、どうすれば良いのだろう?

・その方法を娘にわかるように伝えるためには、どうすれば良いのだろう?

そして、1週間後に「変化を実感できた!」という記事が書けました。(ゴール設定してみた)

さおりん

さおりん

幼少期からの不調やネガティブ思考、お菓子の過食を手放して人生のステージを上がっていく、そのリアルな記録を発信していきます。

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