娘に対しての恐怖

気づき

昨日はじめて「自分の感情を味わう」ことが、できるようになりました。それまでのは私は、自分の見たくない部分の感情を見る事が出来ていませんでした。モヤモヤしている自覚はあるけれど、それがどんな感情なのか「わからない」状態でした。しまいには、自分の都合のいいように頭で考えて「自分の感情」として捏造していました。

それが、大切な人のおかげで気が付くことができ、自分の心の中にある感情の箱を開けることができました。さまざまな感情の箱をひとつひとつ開けて、確かめていきました。まるでプレゼントの箱を開けるかのように「ここから何が出てくるのかな?」という、ちょっと楽しみなワクワクするような気持ちで自分の感情を確認しました。その時「そっかぁ、これが味わうってことなのかぁ」と、納得することができました。

一通り感情の箱を開け終わって、自分でもビックリだった感情がありました。私は、娘に叩かれるときに、「恐怖」の感情を持っていたみたいです。今でこそ、よっぽどの事がない限り手は出ませんが、一時期暴力や癇癪がひどい時期があり日常的に叩かれていました。その時期、私がちょっと間違ったり、娘の物を移動させたりした瞬間「わ!やっちゃった。叩かれる!」と、萎縮して身構える自分に気が付いたときは、切ない気持ちになったことを覚えていました。だけど、当時3歳の娘に対してまさか「恐怖」の感情を持っていたなんてビックリ。

そんな事を経て、今朝こんな事件がありました。

私は気が付かないうちに、娘が大事にしているヘビのぬいぐるみを蹴ってクッション(娘にとってヘビのお家という想定だった)の上から落としてしまっていました。それに気が付いた娘は急に泣き出します。私はなぜ泣いているのか気がつかなくて「どうしたの?」と声をかけてました。娘は何か言っているけど取り乱して大泣きしているので聞き取れません。「悲しいんだね。どうしたのか教えて?」もう一度聞いてみます。そしたら「ママがヘビのおうち壊した」と聞こえました。はっ、、!私が蹴っちゃっていたんだ!それで取り乱しているのか!と気が付き、すぐに「ごめん!ママが蹴ってヘビさんが落ちちゃったんだね。ごめんね。」と謝りました。娘は完全に頭に血が昇っていて私の謝罪に耳を傾けることなく、そのまま2〜3回殴られました。「痛い。やめて。」と冷静に伝えても止まる事なく、さらに蹴りを入れられました。

私は娘の大きな怒りのエネルギーを感じて、ものすごく怖かったです。そしたら涙が出てきました。昨日はじめて自覚したばかりの感情だったからか、歯止めが効かないくらい怖さが押し寄せてきて、思わず自分の部屋に逃げ出しました。一人になって心に手を当てて「怖かったね」と声に出して感じた感情を確かめます。すると、すぐに落ち着いてきました。きっと、今までだったら自分の感情を無視して「娘を落ち着かせる」を優先していたと思います。もしくは、大人なのに「4歳の娘のことが怖い」なんてダサすぎて認められない自分だったかもしれません。今日は自分の感情を感じて、しかも優先して行動できて、ちょっと誇らしい気持ちになりました。

そこで、気が付いたことがありました。夫は娘とよく対等に喧嘩します。娘「ママ〜、父さんが意地悪する!!」、夫「ふみが俺のこと叩いた!」みたいに2人から同時に言い寄られる事があり、その度に夫に対して「大人なんだから4歳と同じ土俵で喧嘩しないでよ〜」って思っていました。「私はずっと、大人だからと我慢して感情を抑えようとしていたんだ。むしろ夫は、自分の感情にブレーキをかけず素直に感情を表現していただけだったんだ。」と気が付きました。実は夫の方が自然な振る舞いだったのかも、と思い直しました。大人は感情を我慢しなくちゃいけないなんて、そんなルール私はいつ作ったんだろう。大人だって感情が出てきた時は出してもいいし、無かったことにも、我慢する必要もないと思いました。

そんな「駄ルール(笑)」のおかげで、私は子育てで行き詰まり、娘のことも自分のこともたくさん苦しめてきました。真治先生が講座の中で「親であり、子である以上、常に加害者であり、被害者でもある。いくら完璧な子育てができていたとしても、子供は必ず不満を抱くものなの。」というお話しが印象に残っています。それを聞いたときに「はぁ〜。その通りだな。たとえ完璧だとしても摩擦が起こるのであれば、頑張らないで楽しく子育てしたいな」って思いました。

そんな思考を巡らせているうちに、娘が部屋に入ってきて「ママ、さっきはごめんね」と謝ってくれました。「ママもヘビさん蹴っちゃってごめんね。」と、仲直りすることができました。ここでまた、原始反射のワークの時に言われた「娘ちゃんの方がよっぽど大人だね」って言葉を思い出しました。まさにその通り(笑)部屋に引きこもっていた私に謝りに来てくれるなんて大人ですよねぇ。

さおりん

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幼少期からの不調やネガティブ思考、お菓子の過食を手放して人生のステージを上がっていく、そのリアルな記録を発信していきます。

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