夫への感情を通して、自分と向き合う|1. 向き合う事になったきっかけ

夫婦

夫とは来年で結婚10年。お互いに口数は少ないけど、何でも話せる親友みたいな夫婦だと思っていました。夫に不満は無かったし、まわりからも「仲良いよね」とか「雰囲気似てるよね」とか言われる事が多く、夫婦関係はうまく行っていると思っていました。

その考えに疑問を持つきっかけが訪れたのは半年前くらいでした。お菓子の過食が辞められなかった私は、ブレインアップデートに出会う前にも色々なことを試していました。その一環でカウンセリングを受けていた時に「私は夫の事が、そんなに好きではない」という事に気が付いてしましました。そのカウンセリングでは、お菓子の過食の原因を深掘りするために家族関係や自分の過去のパターンなどを書き出していきました。そこで、夫について書き出しているときだけ「良い部分」しか出てこなかったのです。カウンセラーさんに「なんか、良い夫だと自分に言い聞かせている感じがする。悪い部分が出てこないのは不自然じゃない?」と指摘されました。更に「じゃあ旦那さんの好きなとこは?」と聞かれて、答えられない私がいました。その時に「あぁ、夫の事そんなに好きじゃないんだな」と気が付いてしまいました。当時の私は「このままじゃ嫌だ!手を打たないと!」と思い、帰ってすぐに夫に話しました。そこで「娘が生まれてから、2人でコミュニケーションとる時間がなかったよね。意識してコミュニケーション取ろう。月1回は2人で外食しよう。」と共同の課題としてゴール設定をしました。

ところが、結局ふたりでゴハンに行けたのは1度だけ。コミュニケーションも多少は増えたかな?程度でした。お互い、価値観の優先順位の「家族」が低かったと思います。平日、夫は始業ギリギリまで寝ていて起きたらすぐ仕事、そして夜は私たちが寝る頃に仕事が終わる。私は朝から寝かしつけまでワンオペ育児をして、娘がスクールに行っている間に仕事。休日は、夫はボードゲーム作りが副業という名の趣味なので、そこに割く時間が多く、私はBUを学び始めてから子育てと家事と仕事以外の時間はほぼBUに割いている状況。しかも私はボードゲームにあまり興味がないし、夫はBUに興味がない(BUの話すると嫌がる)。こうして書いていてもすれ違う要素が十分すぎる。

潜在意識では「このままじゃ何も解決しない」とわかっているのに現在意識でそれを無視しているみたいな感じで、改善策を打たないまま、「当たり前」に甘えてずるずると時間が過ぎていきました。BUのステージ1が終わった頃から色々あって「ちゃんと向き合いたい」という気持ちになり、この1週間くらいずっと「夫婦」が私のテーマでした。

講座で「木」「火」「土」「金」「水」の五行を学んだ時に、私は「木」でした。「木」が次の段階へ成長するためには「スタートを思い出す必要がある」という言葉がずっと頭に残っていたので、時間を見つけては夫とのスタートを思い出していました。結婚式の写真を振り返ってみながら「そういえば2人で色々考えて作ったなぁ」と思い出していました。2人とも仕事柄そういうのを決めがちで、私たちの結婚式のコンセプトを考えるとこから始めました。その時に、ふたりで考えたのが「きもちのかたち」でした。気持ちは見えないものだから、かたち(声に出す、言葉に綴る、態度で示す、物に託す)にして伝えよう!みたいな意図でした。そして現在、見事にかたちに出来ていない私がいます(笑)私はいつから家族のために生活費を稼いてくれている夫に感謝を伝えられていなかっただろう?私はいつからそれを当たり前だと思っていただろう?感謝できていない自分を認めるのも受け入れるのも、ものすごく抵抗を感じました。

先日、トイレットペーパーがなくなりそうな事に気が付いて買いにいきました。そしたら夫も気が付いていたようで、朝起きたら私が買ってきたトイレットペーパーの隣に、もうひとつ別の銘柄のトイレットペーパーが置かれていました。2つ並んだトイレットペーパーを眺めながら「あぁ、これはまさに、わたしたち夫婦のメタファーだな。」としみじみ思いました。同じ事に気が付いているのに、コミュニケーションが足りなくて、我が家のトイレのスペースに対して過剰在庫を抱えてしまっている(=それぞれの心のスペースに対して感情を溜め過ぎてしまっている)。早速その気づきを夫に話してみましたが「え?トイレットペーパーなんて絶対に使うものだから2つあったって良いじゃん?」とバッサリ斬られました。まぁ、そういう考えもあるよね。

まだまだ書きたいことがあるので、しばらく「夫婦」シリーズが続きます。

さおりん

さおりん

幼少期からの不調やネガティブ思考、お菓子の過食を手放して人生のステージを上がっていく、そのリアルな記録を発信していきます。

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP